デトックスベジタブルスープの作り方
※レシピは、いちばん下にあります。お時間ある方は、まずは「お野菜だけで蝶理するコツ」を書きましたので読んでから作ってみてくださいね
畑でたくさんお野菜が取れたので、なかなかすべてを生で消費できなくなってきました。
そこで具沢山スープをつくりました。
お野菜がなぜ「デトックス」によいと言われているか、、、というと。
お野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなどなど豊富です。
ビタミンやミネラルは、体の調子を整え代謝がアップします。代謝がアップすると体のサイクルが整うので排泄機能も整うので、デトックス
食物繊維は、腸の運動を促し、腸内に溜まった不要物質を吸着して排出してくれますので、これもデトックス
フィトケミカルは野菜や果物、豆類や芋類、そして海藻類など植物性の食物に含まれている化学物質のことです。(つまり色素や香り、アクなどの成分です。)
フィトケミカルには抗酸化力や免疫力アップなどの効果があると言われれていて、中でも「抗酸化力」が注目されています。酸化した体のサビを取ってくれる頼もしい成分です。
そんな、栄養素がたくさん詰まった植物性の食品だけ使ってヴィーガンスープをたっぷり作ってみました。
さて、お野菜だけでスープを作ってみたことがある方ならわかると思うのですが、お野菜だけで作ると、実はとっても味が決まりにくい!!のです。
だから、ついつい、ベーコンやお肉類を入れたり、化学調味料を入れたり、、、。
「私? もちろん化学調味料は使いませんよ〜」って言う方も、市販のコンソメキューブやだしの素は使った事ありますよね?
それらの成分表示を見ると、「うまみ調味料」や「調味料(アミノ酸)」「調味料(アミノ酸等)」と書かれているものがあります。ぜひ、チェックしてみてくださいね
うまみ調味料は簡単に美味しさをアップしてくれるので便利な調味料ですが、、、、。
毎日毎日使っていると、自然の味がわからなくなってしまう、、、という難点もあります。
自然の味がわからないと、うまみ調味料が入っていない食べ物を食べたときに、「味気なく」感じてしまうのです。だからついつい使ってしまう。。。という悪循環になってしまいます。
いままでこれらを知らず知らずに使っていた場合は、知らず知らずに舌がそれらに慣らされてしまっている可能性があるので、本来の舌の感覚を取り戻してみるのも新しいアドヴェンチャーかもしれませんよ
味蕾細胞は約3ヶ月で生まれ変わると言われているので、3ヶ月間チャレンジ!!というのも良いかもしれません
3ヶ月、うまみ調味料不使用の食生活チャレンジの後には、野菜や果物をそのままかじるだけでも、思わず踊り出してしまうほどに美味しさを感じることができるようになっているかもしれませんよ〜
たっのしみですね〜
野菜や果物をかじるだけで、踊り出してしまえる。
なんて!なんて!しあわせなんでしょう〜
る〜る〜ら〜ら〜。
さ、あっちの世界にいっちゃったところで、、、
前置きが、めっちゃ長くなってしまいましたが、さてさて作り方です。
材料は、この季節だと、、、
玉ねぎ、人参、セロリのみじん切り。
にんにくのみじん切り。
トマト、ナスなどの果菜。
ジャガイモ、さつまいもなどの芋類。
枝豆、ひよこ豆、レンズ豆などの豆類。
水。
などを用意します。
作る前に、お野菜だけのスープをおいしく作るコツをまず。
コツその1、にんにくのみじん切りとオリーブオイルを入れたフライパンを弱火で熱し、香りがたったら玉ねぎ、人参、セロリのみじん切りを加え蒸らし炒めをする。
という工程です。
これでぐっと美味しくなります。(蒸らし炒めについてはこちら。)
この3種の香味野菜を炒めたものはフレンチでは、「ミルポワ」と呼ばれます。
コツその2は、出汁昆布、干し椎茸、切り干し大根、ドライトマトなど「出汁」の出る乾物を使う。
インターネットで検索して見つけることができるヴィーガンの多くのレシピは、アメリカンなレシピなので出汁=うまみの文化がない食文化圏のレシピです。なので、日本の「うまみ」に慣れた舌には味気なく感じてしまうことが多いかと思います。
レシピ通りに作ったのに、おいしくない!って時には、出汁のでる乾物をドボンと投入してしばらく煮てみてください。「うまみ」が追加されるとお口に合うかと思います
コツその3は、ベジタプルスープストックを使う。
ベジタブルスープストックは先ほど書きました、化学調味料(化学的に作り出したうまみ調味料)が入っていないものを選んでみてくださいね
香味野菜をたっぷり使った美味しいものが市販されています。
他には、キノコをしっかり炒めてうまみを出すという手もあります。
塩麹にも自然のうまみ成分が。
コツその4は、果物をいれる。
「え〜?!」スープに果物〜??って思うかもいるかもしれませんが、隠し味的に最後にりんごをすりおろして入れると、甘みと酸味が追加されて、ぐっと美味しくなります
りんごが高価な季節の場合は、パイナップルを細かく刻んでいれるのでもいいですよ
コツその5は、え〜い!もうお味噌入れちゃえ!
コツその6は、え〜い!もうカレー粉入れちゃえ!
お味噌と、カレー粉は、もうどうしても味が決まらない時の救世主です(笑)
お野菜だけのスープの味を決めるのは最初はとっても難しく感じると思いますが、
うまみ調味料に頼らずに、野菜の味とお塩だけで「五味のバランス」を考えて足したり引いたりできるようになっていきます。
五味のバランスとは「甘み、塩味、苦味、辛味(刺激味)、渋味」です。(※厳密に言うと、辛味は味覚ではなく痛覚ですが、、。)
それに加えて、うまみと脂肪分が加わるとぐっと美味しさがアップすると言われています。
五味のバランスについては、こちらの本でも少し触れています↓
(十割そばとローフードを合わせた食べようとご提案している本です。「十割そば+ローフード」のレシピと「十割そば+お野菜」のヴィーガンレシピの両方をたくさんご紹介しています)
うまみ成分が豊富な野菜を覚えておくのも良いですね
うまみ成分が豊富な野菜:トマト、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、菜の花、枝豆、豆もやし、そら豆、グリーンピース、海藻、きのこ類などなど。
グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、などうまみ成分にもいろいろあります。それぞれどのお野菜に入っているかは、またいつか〜
さてさて、なが〜く書きましたが、これらのことを踏まえてスープを作ると、レシピがなくてもおいしいベジタブルスープが完成です
たっぷりのお野菜を使って、デトックスベジスープを作ってみてくださいね
<デトックスベジスープ>
材料:
☆玉ねぎ 1/2個
☆セロリ 1/4本
☆にんじん 1/4個
☆にんにく 1かけ
△プチトマト 6個〜8個
△ナス 1本
△ピーマン 1個
△枝豆 20〜30粒(茹でたもの房から出す。)
○干し椎茸 5センチ角1〜2枚
○ベジタブルブイヨン 1個
○塩 少々
○オリーブオイル 大さじ1
○パイナップルやりんご 適量
水 適量
☆→必須
△→好みのお野菜に変更可
○→上記のコツを参照にして調節
作り方:
1、お鍋に、オリーブオイルとにんにくのみじん切りを入れ弱火にかけ香りがたったら玉ねぎ、セロリ、にんじんのみじん切りを加え弱火でじっくりと蒸らし炒めをする。
2、中火にし、△のお野菜を食べやすい大きさに切って加えさらに炒める。しんなりして表面がうっすら透き通ったら、水を入れる。ベジタブルブイヨン、干し椎茸を加える。
3、15分ほど煮込む。
4、仕上げに塩で味を整え、味見をし、甘みが足りなければパイナップル(みじん切り)やりんご(すりおろす)を加える。
※たくさん作っておくと便利です
※夏野菜を豊富に使っているのでどちらかというと体を冷やす組み合わせです。冷えが気になる方はご自身に合った「体を温める食材」に入れ替えてみてくださいね
【関連記事】
☆一番身近なデトックスって?ローフードとジュースフィースティングの関係。
☆簡単な一日デトックス法。フレドリックさんのサイトより。
※二つ目のリンクは、デトックス法のとても極端な例です。これをの原文を書いたフレドリックさんはこのころは厳格な「ローヴィーガン食」を貫いていましたが、今では、ご結婚されて、加熱ヴィーガンも食べるそうです。
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齋藤志乃

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