皮膚のかさかさと油のバランス。ローフードに変えて悪化させない為に。
「ローフードをはじめてから、余計に肌のかさかさがひどくなったけれど、好転反応だと言われたから頑張ってます。」
「一旦は収まったけど、また急に手首のあたりや肘の内側の当たりから血が出始めちゃいました。。」
そんな話を聞くたびに、油のバランス考えて摂ってますか?と尋ねたくなります。
カシューナッツや、アーモンドばかりを食べていませんか?と。
(誰かに「好転反応です。」と言われたら、そのコトバを妄信しないで、ちょいとスローダウンしたり、調べたりしてみて欲しいなと、思います。。)
油のバランスが崩れると、肌にも影響が出るそうです。(炎症を起こしやすくなるそうです。)
オメガ3とオメガ6のバランスは意識していないとなかなか取れないそうです。
その上に、さらにカシューナッツやアーモンドなどを多用したロースイーツをばりばり食べるとどうなるでしょうか。
ちょうど今週はじめに見学にこられた方と油のバランスについてお話ししました。
油は私の様な素人が説明するには意外とやっかいです。
ややこしからといって全く摂らないわけには行きません。
精製されていない油脂を摂る、
コールドプレス(低温圧搾)のものを選ぶ、
トランスファットは摂らない、
オメガ6ばかりに偏っていないか、、、
などなど、ちょっとしたことに気をつけてみると意外とすんなり身体が楽になるかもしれません。
クルミ、フラックスシード、チアシード。
勧められているには理由があります。
オメガ3の含有量のバランスが良い(多い)んだそうです。
ベジタリアンでない場合は、もちろん魚や卵にも含まれているそうです。
ベジタリアンの場合は特に気をつけないと、大豆油やとうもろこし油はオメガ6の含有量が高いそう。
アレルギ−やアトピーの方と話す事が増えたので、最近気になっているのは、「油の摂り方」と、「リキーガッツ症候群」。(→ここで少しだけ触れています。)。
油のバランスに加えて注意したいのが、口に入れた物をちゃんと消化出来ているか?と言う事。
アトピーやアレルギーの原因となっているのではないかと言われているリーキーガッツ症候群。(腸が何らかの原因で炎症を起こし、小さくなりきれていない分子を血中に取り込んでしまう状態。乳幼児の場合は炎症を起こしていなくても、成長途中なので粘膜の組織が出来上がっておらずザルの様な状態なので分解される前の分子が素通りしてしまう。)
これを治すには、よく噛んだり食べ合わせや食べる時間帯に気をつけて消化を良くする事、便秘を改善したり有用菌を取り入れたりオリゴ糖を摂って善玉菌を増やす事、体内にいる真菌や寄生虫の除去、胃腸の粘膜を再生する栄養分の摂取、などなどと言われています。(ちゃんとローを学べば自然と身に付く知識かも。)
症状がひどい場合は、断食したり、サプリメントで補う場合もあるようです。(消化酵素、アシドフィルス菌、寄生虫駆除剤、食物繊維、などなど。ー 高額な物を勧められる場合もあるみたいなので気をつけてくださいね〜。)
胃腸の傷が治るのにはある程度時間がかかるそうです。
その間は、酵母菌を使った食品(チーズ、パン、全てのアルコール、醤油、麹などなど)は禁止だそうです。
もしかしたらカンジタ菌も増えているかも。
カンジタ菌は甘い物やお酒、お酢が好きなのだそうです。
私が実験したりして調べた結果ではないので、「だそうです。」で書いていますよ。
「好転反応」と言われて頑張っている人を見ると、放っておけない気持ちになります。
私は「好転反応だから頑張って!」なんて絶対言いません。
ローフードマイスターは生の野菜や果物を楽しく食べる為のレシピや作り方をお伝えする立場です。
加工食品や精製食品、加熱食品を食べる量を徐々に減らして、その分、生の野菜や果物を食生活に楽しく取り入れる方法を伝える立場ですよね。
体調不良を治す手助けをする立場ではありませんよね。
だからこそ、「好転反応」なんて言わずに、出来る限りの情報を正しく伝える義務があるように思います。
なんでもかんでも「好転反応」、「ローを続けてさえいれば大丈夫!」では、、ちょっと違う気がします。
そんなこと言う人はほとんどいないと思いますが、なんか立て続けに「好転反応と言われたから頑張ってます〜。」ってのを耳にしたので書いちゃいました〜。
なかなか調子が良くならないなら、「今の食べ方、本当に身体に合っていますか?」と自分に聞いてみるのも大事かも?
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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