No.4ローフーディストが犯す10個の致命的な間違い。4つ目
Frederic Patenaudeさんが無料で配布しているローフードに関するレポートを日本語訳して御伝えしているシリーズの3つ目です。
4つ目は、「食べ合わせ」についてです。
読んでみると、これは結構守れているのではないかな?と思いました。
私はもともとナチュラルハイジーンを実践している先生からローフードを習ったので、
このブログでも、ただ単に生で食べれば良いというだけのローフードではなく、
ナチュラルハイジーンをベースにした食べ合わせについてのご紹介をしてきました。
実は、この項目を訳すにあたり、いくつかの不明な点があったため、時間がかかりました。
ひとつは、「グルメローフード」とは具体的にどのような物を指すのか、という事です。
もう一つは、「食べ合わせ」の基本です。
二つの事を同時に記事にするには長くなりすぎるので、あらかじめ小出しにしてアップしました。
グルメローフードって何ですか?
ナチュラルハイジーンを考えて食べる。
消化をスムーズにする為に。おならが臭くなくなる方法?!
これを踏まえて、フレドリックさんが言うところの、4つ目の間違いの訳を読んでみると解りやすいかと思います。
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4つ目の間違い:
食べ合わせのルールを気にかけていない事
ほとんどのローフードプログラムが、
馬鹿げた量の油脂を含むだけでなく、食材をディハイドレイト(※1)したり、
可能な限りの方法で混ぜ合わせてつくる複雑なレシピをすすめています。
これらの「混ぜ物(mixture)」はいろいろな種類の消化の問題を引き起こす結果となります。
私はこういったレシピを「combo-abombo」(※2)と呼びます。
つまり、彼らが「コンビネーション(combinations)」と読んでいるものが「アボミネーション(abomination=醜態、嫌うべき物)」だからです。
ローフードプログラムでは、食べ合わせの問題はかなり簡単になりますが、
それでもいくつかの基本的な食べ合わせの原則を守る事で消化を大幅に楽にすることができます。
結局のところ、シンプルな食べものをそれぞれの自然な形で食べる事がローフードプログラムの焦点となるべきだと思いませんか?
通常の標準的なアメリカの食事をローフードで模倣することは、混乱を招くし、まったくの誤用に過ぎません。
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※1ディハイドレイトする=ディハイドレーターという食物を乾燥させる機械で乾燥させる事。
※2combo-abombo
コンボアボンボと読みます。フレドリックさんの造語?
おそらく、ちゃかした感じで「醜悪なごちゃ混ぜの食べもの」といった意味。
これに続いてA4用紙2枚にわたる基本的な食べ合わせについてのまとめが掲載されているのですが、
ごめんなさい、そこはもう訳しませでした。
すでに、日本語のサイトでそういったナチュラルハイジーン的食べ合わせについて詳しく解説したものが沢山アップされているのでそちらを参考にされると良いかと思います。
でも、ちょっとだけ見てみますと、
糖分×油脂→良くない
例:デーツ×ナッツ、ナッツ×ドライフルーツ、フルーツスムージーにオイルやナッツアボカドを入れる事、食後に果物やスイーツを食べる事。
糖分×(加熱された)でんぷん→良くない
ローフードでは加熱されたデンプン例えばパンや米は食べないので、あまりこの組み合わせはないですが、この組み合わせは沢山のガスや発酵を引き起こします。
例:レーズンパン、ペイストリー(ソーセージロールなど)、ケーキ、クッキー、食後の甘い物。
といった事が書かれています。
「フィット・フォー・ライフ」で触れられている内容と基本的には同じです。
4つ目の項目で以下の事は「フィットフォーライフ」の内容とは少し違いましたのでご紹介しておきます。
1、メロンを他の果物と分けて考える必要はない。他の果物と混ぜて食べてもいい。
2、果物を3つの種類の分けて考える必要はない。例外として、バナナ×柑橘系は避ける。(バナナはデンプン質を含むので、酸と衝突するから。)
3、トマトは野菜として食べる事が多いが、果物なので果物と混ぜてたべてもOK
4、グリーン(レタス、セロリ、ほうれん草などの緑の葉物野菜)は食べ合わせは考えなくて良い。何故かと言うと、なんとでも合うから。果物とも、他のどんな食べものとも。
まだ「フィットフォーライフ」を読まれていない方は、くろこさんのブログ「ローフード ダイエットで超健康体になろう!」にナチュラルハイジーン的な食べ合わせについて詳しく書かれていますのでおすすめです。
このシリーズ、私にも耳に痛いことが沢山書いてあるので、記事にするのに時間がかかっております。
フレドリックさんが絶対だ!と言っているわけではなく、知識の一つとして読んで頂けたらなと思っています。
ローフードというと、ローフード実践者にとってのハレの日の食事レシピ、つまりあれこれ手を加えた油脂の多いゴージャスなレシピばかりが目につくので、そればっかりを食べるのがローフードであり、ローフードの恩恵にあずかるにはそれらばかりを食べるとよいといった誤解をしている方もいるかもしれないとの杞憂から、フレドリックさんのようなローフードジャーナリストの情報を紹介しております。普通の食事にもハレとケがある様に、ローフードにもハレとケがありますもんね。
一つの記事に沢山のことを詰め込みすぎて、なんだかピントがぼやけた記事になってしまいました。
フレドリックさんの4つ目の指摘は、要は、「野菜や果物をなるべく自然のまま食べようよ!」という事だと思います。
ローフードは思うままに食べても充分からだが喜ぶ食べものなので、
あれこれあまり難しく考えずに、あーそっかくらいで流して読んでくださいね。
つぎは、いつになるかわかりませんが5つ目に続きまーす。
フレドリックさんのサイトはこちらです。
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