「生」カシューナッツは本当の本当は「生」じゃないらしい!!
ローフードを始めて、積極的に取り入れるようになった「生ナッツ」。
「生カシューナッツ」「生くるみ」「生アーモンド」などなど頻繁に利用しています。
パッケージに「生」と書いてあるので、てっきり非加熱かと思っていました。
でも、実は、これって加熱処理してあるのだそうです。
つまり本当の意味での「生」ではないってこと。
例えば、カシューナッツは殻に毒があるためそれを取り除く際に高温で処理するらしいです。
なので、この時点でもう生ではありません。それは収穫された現地で行われます。
そして、アーモンドやカシューナッツ、クルミなどは、輸入される際に虫やカビなどを避ける為に「燻霧処理」されるそう。
私がナッツ類を購入している、「クオカ」さんと「富澤商店」さんにメールで問い合わせてみたところ、どちらも親切に教えてくださいました。
ここで100度くらいの熱が加わるとの事。(富澤商店さん談。クオカさんでは、温度まではわからないようでした。クオカさんではそんなに高温ではないという表現をされていましたが温度は不明。)
もし、この「燻霧処理」をしないと虫がわき、カビがはえて商品として売れなくなってしまいます。
ナッツ類に生えるカビは猛毒の場合があるのです。
つまり、パッケージに記載されている「生」というのは「非加熱」という意味ではなく、「ローストしていない」という意味だそうです。
なので、ローフードで言うところの「生」とはちょっと違います。
確かに、これらのナッツは長い時間浸水しても発芽しません。
疑問に思っておりましたが、それもそのはずですね。
燻霧処理をする際に38度以上になっていれば、酵素も破壊されているでしょうね。
アーモンドやカシューナッツ、クルミなどの「生」が本当の意味での「生」ではない事は、
アニーピョウ(Ani Phyo)さんのユーチューブのコメント欄で物議をかもしておりましたので、
長い間気になっておりました。
でもあまり知りたい事実ではなかったので、そのままにしておいたのですが、
今回調べてみてすっきりしました。
またどちらのお店のご回答でも、日本では、燻霧処理されていない本当の意味での「生」のアーモンドやカシューナッツ、クルミなどを入手するのは難しいでしょうとのこと。
海外のサイトでは「パスチャライズ(燻霧処理などの加熱殺菌)をしていないナッツ」としてかなり高価な値段で売ってあります。
また、実りの季節に国産の物を産地から直接買うという事も可能でしょう。これだと、殻付きで正真正銘の「生」ですよね。
自分としては、本当の意味での「生」でなくってもどちらのお店のナッツも安くておいしいので使い続けようという結論です。
ローストしないで食べた方が柔らかいし、組織の変性も少ないだろうから、
高温でカリカリにローストしたものよりも、消化しやすいというところは変わりないのかなと思います。
(高温加熱殺菌されているから、もはや、酵素云々の理論には当てはまりませんけれど。)
本当の事を知って、ちょっとショックですが、
いつか誰かにこの事実を教えられて、突っ込まれた時に、恥ずかしい思いをしないで良いように、
知っておいて損はないかなと思いました。
今日は、「生ナッツ」の「生」は「生八つ橋」や「生チョコ」「生キャラメル」と同じ種類の「生」であることがほとんどなのですね、、というお話でした。
参考記事:
http://www.veganrawdiet.com/store-bought-raw-almonds-not-really-raw/
http://www.living-foods.com/articles/rawcashew.html
関連記事:燻霧処理されたアーモンドの酵素は?
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