ローフーディストが犯す10個の致命的な間違い。
Frederic Patenaudeさんのローフード理論にハマっていていることを、
こちらの記事で書きました。
「志乃のローフードキッチン♪」で、ここ数日ナッツを多用したレシピについての記事が多かったのは、このシリーズへの導入だっだのです。
まずは読んでみてください。
だいぶ前からこの事を書きたくて書きたくてうずうずしていたのですが、
夏休みが終わって、やっと時間が出来ました。
Frederic Patenaudeさんはローフードジャーナリストとでもいいますか、
ローフードについて深く深く調べ尽くしていて、それについてインターネットを介して紹介すると言う活動をされている30代の若いローフーディストです。
彼のサイトにいくと、「The 10 Deadliest Mistakes Made by Raw-Foodists」というPDFファイルをダウンロードする事ができます。
数日前にご紹介した「85歳のナチュラルハイジーニストのインタビュー映像。」のインタビュアーが彼です。
私は、ナッツやアボカドを多用したいわゆる「グルメローフード」からローフードを始めたので、フレドリックさんの主張は衝撃的でした。
私が最初にならった先生が元々フルータリアンなので、果物はたくさん取っていましたが、グリーンの重要性はあまり強調されず、ナッツやアボカドの取り過ぎについてもあまり気に留めていませんでした。
「7日間100%ローフードチャレンジ!!」を指導してくれたナターシャさんはグリーンの重要性を知っていて、とても強調されていたので、このチャレンジ後くらいから本当に身体にいいローフードとは何かという事がぼんやりとわかってきて、野菜を大量に食べるようになりました。
そしてさらにその事を裏付けてくれるのが、Frederic Patenaudeさんです。
せっかくなので、このPDFファイルに書いてある事をかいつまんでご紹介したいと思います。
10個もあるので、いくつかの記事に分けて書きますね。
フレドリックさんは、このPDFファイルを無料で配布する事を誰にでも許可しているので、
訳してお伝えする事は、OKだと思います。
ここからが、フレドリックさんの「The 10 Deadliest Mistakes Made by Raw-Foodists」の意訳です。
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一つ目の間違い:油脂を多く含む食事法をしていること。
ローフードプログラムに置ける失敗の一般的な理由は、油脂とタンパク質、炭水化物、の関係を理解していないところにある。
エネルギーの源はたった二つしかない事を理解しないといけない。
エネルギーとなるのは炭水化物と油脂である。
ローフードプログラムでは加熱された炭水化物(例えば、パン、パスタ、加熱した芋類や穀類)は排除されている。
だから、ローフードプログラムでは健康的な炭水化物の主たる源は限られている。つまり果物だ。
もう一つの主要なエネルギー源はナッツや種子類アボカドや油といった油脂である。
広く不健康なものとして認識されているアメリカの一般的な食事法では、油脂分が摂取カロリーの40%を占める。
それに対し、果物を充分に摂取しない某ローフードダイエットでは、なんと摂取カロリーの80%を油脂から取っているのだ!
理由は簡単で、野菜は主要なエネルギー源とはならないからだ。だから、十分に果物を取らない場合、ナッツや種子類、アボカドや油といった脂っこい食べものからの油脂類を過剰に取るしかないのだ。
この油脂類の食べ過ぎは様々な問題を引き起こす。例えば、疲労感、肌の問題、集中力の低下、体重の増加(もしくは過剰な体重の減少)、発育低下、果糖への過剰反応、低血糖、糖尿病、カンジタ、ぼーっとする、などなど。
解決方法は完全にメニューを作りかえることだ。
最初のステップは、油脂類を一日の摂取カロリーの10〜20%に抑える事。そして同時に、新鮮な果物を身体がほしがるエネルギーを満たすようにもっと食べる事。
そうするには、いくつかのことを理解する必要がある。
1、油脂、炭水化物、タンパク質の関係について理解する。
2、一日の必要摂取カロリーを知る。
3、摂取カロリーの10−20%を占める油分の多い食べものとはどれくらいの量なのか。
4、どんな種類の油分の多い食べものを食べると良いのか。
この答えは、「ローヘルススターターキット」の中の私の本である「ローシークレット」に書いてある。
ここではこれだけ言うが、1日に2000カロリーを摂取できる健康的なローフードプログラムだと、だいたい次の量の油脂類を含むと良い。
小さいアボカド1個、もしくは少なめの一握りのナッツ、もしくは大さじ2〜3のナッツバター。
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どうでしょうか。
あまり時間をかけずに訳しているので、訳の出来が未熟なのはご勘弁を。
このPDFは本編の「ロースターターキット」の販売促進用予告編のようなものなので、
肝心なところが詳しく書かれていないのは仕方がないですが、
それでも充分役に立つ情報だと思います。
(ちなみに、一日2000カロリーはダイエット中の女性に取っては多すぎます。)
残りの9つも時間がある時にご紹介していきたいと思っています。
もちろん、彼の言っている事が100%だとは思いませんが、ローフードがまだ発展途上の食べ方で、しかもいろんな人がいろんな情報を「これこそが正解」として流しているという事。
そのときのムーブメントだけにとらわれてしまうと、後から「あ〜あれは間違ってた〜」と頭を抱える事になるかもな、と思うのです。
現在の食べ方でまったく問題ないし身体も心もハッピーという場合は、まったく関係のない情報ですが、迷いがある場合は、いろいろな角度からの情報を知識として頭の済みに入れておくといいのかな、と思います。
日本でもうれしい事に、ローフードのレシピクラスやお教室が増えてきましたが、
さてそれをどのように毎日食べていけば良いのかを指導してくれるところが少ないみたいです。
インターネットでも日本語ではそのような情報はほとんど見ません。
レシピクラスで教わった、ナッツだらけ、アボカドだらけの食べもの、もしくはディハイドレーターで水分を飛ばしたクラッカー類、これらばかりを毎日食べていると、かえって身体を壊します。
うまく伝えられませんが、なんだか間違った形でローフードが広まって、一時の流行ダイエットみたいになったり、間違った食事法として叩かれたりするようなことにならないでほしいなと思っています。
関連記事: No.2 ローフーディストが犯す10個の致命的な間違い。2つ目
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