ローフード。酵素(エンザイム)について。
ローフードでよくキーワードとして出てくる、酵素についてまとめてみました。
酵素とは、身体の中で起きている様々な生化学反応の仲立ちをする物質の事です。
生化学反応とは、食べ物を消化したり、それからエネルギーを生み出したり、排泄をしたり、
身体の動き全てのことです。
この身体の動きを行う為の媒体が酵素なので、
酵素が足りなくなると消化不良やホルモン異常、免疫異常などさまざまな身体の不調を招きます。
栄養学で酵素が研究され、認められてきたのは、比較的最近の事です。
1946年にエドワード・ハウエルという人物が、
「消化と代謝における食物酵素の役割」といつ学術書を出版し、
「食物酵素理論」を世界ではじめて構築しました。
まだ、新しい考え方だったので、すぐに受け入れられるところまでは行きませんでした。
その後、1980年に「酵素栄養学」という一般向けの食物酵素と健康、長寿の関係を書いた本を出版しました。
そのころに、一般的にもひろく酵素の役割が重要視されるようになってきました。
人体の中には3,000種類以上の酵素が生きて働いているといわれます。
働きで分類すると、4種類あります。
寝ている間に体内でつく作られる「消化酵素」と「代謝酵素」。これらは「潜在酵素」と呼ばれます。
この他の二つは、すべての動植物の中に含まれている「植物酵素」、
人体内の腸内細菌などの最近が作り出す「体外酵素」と呼ばれ、
これらは体内では作り出すできません。
酵素は加熱すると破壊されてしまいます。
諸説ありまずが、およそ、46〜48℃の熱を加えると100%破壊されるそうです。
体内で一日に作られる、「潜在酵素」は、一定量なので、
消化作業でそれを使ってしまうと代謝に回せる量が極めて少なくなってしまうのです。
運動、排泄、細胞入れ替え、などさまざまな生命の活動に必要な、
「代謝酵素」はほかで代用する事が出来ませんが、
「食物酵素」や「体外酵素」に食べ物を酵素分解してもらうことにより、「消化酵素」を無駄に使われるのを防ぎ、節約する事が出来ます。
代謝に使われる酵素が多く確保できれば、
細胞の修復や病気を治すために酵素が使われるので、美容や健康に役立つというわけです。
つまり、食べ過ぎを避け、酵素を多く含む食物を取る事によって、体内酵素の浪費を避け、
若さと健康を保つという点に着目したのがローフードダイエットという食べ方だと言えます。
参考資料:
「医者も知らない酵素の力」エドワード・ハウエル氏著
「酵素が病気にならない体を作る」鶴見隆史著
「リビングフードをはじめましょう」いとうゆき氏著
_____________________
ブログ村に登録しました。この記事を気に入って頂けたら、
クリックをよろしくお願いします。更新の励みにいたします♪
にほんブログ村
ローフードブログのランキングページに飛びます。
「志乃のローフードキッチン♪」を
ご覧いただき、ありがとうございました!!
_____________________
« ローフードレシピ。豆苗とグレープフルーツのスムージー。 | トップページ | ローフードの基礎。ナッツや豆類をソークするってどういう意味? »
「01:ローフードの基礎」カテゴリの記事
- ロースイーツで痩せる理由を考えてみた。(2013.03.11)
- ローフード以外の部分は何を食べたらいいのかな?(2012.08.16)
- ローフードで使う調理器具をまとめてみました。(2011.09.01)
- 夏だ!バーベキューだ!元気いいぞうさんだ!+ナチュラルハイジーン的にBBQで気をつける事。(2011.07.03)
- iHerbで買ったスプラウティングジャーでスプラウト(もやし)を作る方法。(2011.06.07)